2014 下呂温泉 2月14日 田の神祭り 【国重要指定文化財】

 

2012 下呂温泉 田の神祭り 【国重要指定文化財】2

2012 下呂温泉 田の神祭り 【国重要指定文化財】1

飛騨路に春を告げる祭りとして知られる森水無八幡神社の例祭「田の神祭り」は、 「踊り子」と呼ばれる4人の若者が色鮮やかな花笠をかぶり舞を披露することから、別名「花笠まつり」ともいいます。 いつごろから始まったのかは定かではありませんが、400年前とも500年前ともいわれ、 稲の豊作を前もって祝う「予祝(よしゅう)」という、中世以来の「田遊び(田楽)」の芸能がそのもとになっていると考えられています。 昔から変わらず大切に受け継がれているこの祭りは、昭和56年(1981)国指定重要無形民俗文化財となりました。 祭りは、2月7日の「神主(テテ)頼みの儀」に始まり13日の試楽祭、14日の本楽祭まで厳かに行われます。

祭りのみどころ

2月13日 試楽祭(しんがくさい) 森水無八幡神社 19時~ 凍てつく寒さの中、田口家・神主・踊り子達が禊を行います。 その後、神社境内にて厳かな雰囲気の中、古式ゆかりの舞を披露します。

2月14日 本楽祭(ほんがくさい) 下呂温泉合掌村 正午~ 合掌村内にある池で禊を行ったあと、しらさぎ座で獅子舞(別れの舞)が披露されます。 そして一向は森水無八幡神社への「御旅」に出発します。踊り子や獅子など色とりどりの衣装を身にまとった約200人の行列です。

2月14日 本楽祭(ほんがくさい) 森水無八幡神社 13時30分~ 神社に到着した一行は境内にて御旅行列を行い神主・踊り子が花笠踊りを披露します。 祭りのクライマックスでは、縁起物の「花笠(寄進笠)」・「赤白団子」・「小竹箸(コイ箸)」が観衆の中に一斉に投げられます。 寄進笠を手に入れると、その年一年、幸せに過ごすことができるとも言われています。 また、14日には森水無八幡神社前の通りに出店が並びます。

2012 下呂温泉 2月14日 田の神祭り 【国重要指定文化財】4